さあ、先を急ぎましょう
天気予報では、今日の午後から明日は曇りの予報ですからあまり眺望も期待できません
早くも富士山にもガスが・・・・・
「良かったなあ、早めに出発して」
「もう眺望は無くても十分堪能しましたよ」
と、すでに眺望よりも早くテント場に着きたい気持ちが大きくなってます(笑)
が、まだまだ日本4位の間ノ岳を目指さないといけません
こちらにもガスがかかってきましたよ
そして、振り返ると、先程まで綺麗に見えていた北岳にも
ガスがかかってきましたよ
やっぱり、山は朝の早い内に攻略しないと絶景に恵まれないかもしれません
と言っても、十分素晴らしい景色なんですけどね
間ノ岳に行くまでに、中白根山という有名でないピークがあります
が、標高3055mもあります
ガスで何も見えないんで、早々に間ノ岳を目指します
これが、3000m超えの稜線です
ず~っとこんな感じで気持よく歩くことができます
片側はガスで何も見えなかったんですが、反対側はずっといい天気でした
間ノ岳に向かってひたすら突き進みます
ようやく日本第4位の間ノ岳に到着です
ここまで、すごい眺望に恵まれたのと、すでに第2位を登ってきたこともあり
なんかあまり感動がなかったです(笑)
すでに、なんかやり終えたような・・・
後は、テント場に早く着きたい気持ちが大きかったんでしょうか
ここから、農鳥小屋までは、嫌いな下りの連続です
下りになると、とたんにみんなの愚痴が増えます
「まだかよ?」
「さっき、後1時間って言ったやん!うそつき!」
「さっきの人は20分って言ってたやん!」
と、出るわ出るわ愚痴が(笑)
登りの時は、しんどくて愚痴も言えないんですけどね
ほんまに、もう歩くのイヤや!と思ったころにようやく小屋に到着です
10時間以上行動してたんで、さすがにクタクタです
最後の気力を絞ってテントを設営
標高2800mのテント場
ビールと水を買いに行きました
この小屋は、天然のアルプス水をくみに行けるんですが、往復20分以上かかるもよう
もう疲れたんで水も買おうと小屋に行ったんですが
なんとビールは600円で、水は500円(500ml)
思わず
「ビール2本ください!」
と、言ってしまった~
というわけで、水は20分かけてくみに行きました
開始早々後悔しましたが、無事にゲット! うまい水でしたよ
その後、気を失っていたのか、目を覚ませばすでに他の3人は宴会途中でした
起こされても気づかなかったくらい寝てたんんですね
スノーピーク(snow peak) トレック900マカロニ、パスタをゆでやすい
本日の夕食は、マカロニにミートボール
「明日は、あまり天気は期待できないんで、もう下るだけですね」
「もうピークはいいんで、巻き道でいこうや」
「巻き道はないんですよ、あの西農鳥岳を登らないと」
けっこうな登りやな
あれは、真っ暗では危ないな
というわけで、今日よりも少し遅い夜明け前に出発となりました
その後は、テントに戻って一人でワインで二次会
しっかりと携帯電話の電波も入ったので奥さんにも連絡
風もあまりなく、平穏に寝ることができました
翌朝、みんなが予定よりも早く起きていたので、早めに出発
今日は天気が良くないと思ったら、きれいな月夜
雲もガスもない!
そして、昨日はガスで何も見えなかった方向に
ぎえ~~~っ、
富士山!
「あんな近くにあったとは・・・」
予想外の展開にみんなテンション上げ上げ
まさか、今日も天気に恵まれるのか?
登ってる途中で、ご来光が見えるスポットが
ずみちゃん、感動中
ん~このシルエットはだれでもかっこよく見える?(笑)
まさかの2日続けてのご来光
そして、これまたまさかの2日続けてのご来光&富士山
本当に違う山から2日連続でご来光が見れるとは夢にも思わず
全員で感動
「もう、今日はこれ以上の贅沢は望みません」
といいながらも、この先はこれ以上の眺望に恵まれ続けることになりました
太陽と海のように広がる雲海がとても綺麗です
白峰三山最後の農鳥岳の前に、西農鳥岳のピークを目指します
ピークが見えました
「ピークも眺望も、もうええねんけど」
と、言っていた昨日の言葉はなんだったんでしょう(笑)
ピークの前に、ニセピークがありますが、ここがまた絶景ポイントです
いや、ホンマにいい天気! いい景色!
気分は最高のまま、西農鳥岳山頂に到着!
農鳥小屋が小さく見えます
その後ろに堂々とした間ノ岳
そして、ちょこっと北岳も見えます
今回、思ったことは間ノ岳は本当に威風堂々とした山だということ、高さではほんの少し北岳に負けてますが
存在感では間ノ岳の方が上だったように思えます
そして、常に神々しいこの山
南アルプスのこのコースでは常に富士山に見守られているような感じがしました
富士山は、やっぱりでかい!
ん~飛び乗れば乗れそう!
思わず 「き~ん~と~雲」 と呼びたくなる(笑)
さあ、いよいよ最後の農鳥岳に向かおう
天気も、景色も、体調も、気分も最高だ!
・・・このあと、あんなことになろうとは
あと一回だけ続かせてください
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